超芸術トマソン公開報告会レポート(2025年下期)

超芸術トマソン公開報告会

日時 2025年11月30日 14:00~16:00
会場 東京都板橋区栄町36-1 板橋区立グリーンホール 703号室
参加者数 27名
報告件数 59件

タイムテーブル

14:00 開会の挨拶と進行に関する説明。

14:02 室内の照明を落とし、報告書をスクリーンに投写して報告会開始。(持ち時間はひとり5分を目安に進行)

14:50 休憩

15:00 報告会再開

15:45 すべての報告が完了した後、報告書を初めからスクリーンに順次投写し、今回の振り返り。

16:00 鈴木会長による報告会終了の挨拶。次回開催に関する告知と、受付にて報告書用紙が販売される旨の案内があった。解散。

所感

超芸術トマソン公開報告会は盛況のうちに終了しました。今回報告された物件の所在地は、東京、石川、神奈川、千葉、鳥取、京都、埼玉、富山、沖縄など。高所ドアや無用庇など明確にトマソンと判定できる物件のほか、トマソンかどうか悩ましい物件の報告も多く寄せられました。今回、終盤の15分に振り返りのパートが設けられたことで、報告者の補足説明を受けながら再度みんなで考える時間ができて良かったと思います。以下、報告会で印象的だった物件をいくつか紹介します。

東京都足立区・壁の異様な膨らみ
閉店した店舗の壁面に走る異様な膨らみ。装飾として意図的にデザインされたようにも見えます。しかしストリートビューの過去画像と比較した結果この膨らみが成長していることが判明したという報告者の解説に、会場内がざわつきました。「超芸術とは言えるがトマソンと言えるかどうか?」という問いかけに、まだ答えは出ていません。

東京都杉並区・壁の複合物件
ヌリカベ・カステラ・逆カステラなどお馴染みの要素が白い壁面に集合。幾何学的でフラットな造作にモダンな趣が感じられる一方で、この状態にいたるまでの時間と手間ひまを思うとき、そこには確かな人の営みも感じられます。ひとつひとつの要素を詳細に解説した報告書を読むのも楽しく、とても味わい深い物件です。

鳥取県鳥取市・観覧スタンド跡
公共の空間に放置された建造物がある場合、それをトマソンと見なすかある種の遺跡・遺構と見なすかは微妙なところです。グラウンド跡に残されたこの長大な観覧スタンドは、どちらでしょうか? このタイプとしては、川崎市中原区の多摩川土手にあった多摩川スピードウェイの観客席が思い出されます。90年近く姿をとどめていたこちらの物件は堤防改修工事で2022年に撤去されてしまいましたが、鳥取市の「無用スタンド」は大規模な再開発でもない限り、これからもひっそりと生き続けてくれそうです。

なお、公開報告会に提出された報告書は、後日行われるトマソン認定会で検討・協議され、認定印を押印したのち超芸術探査本部トマソン観測センターにて保管されます。

報告者:森伸之

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