日時 2025年5月25日 14:00~16:30
会場 東京都北区王子1-11-1「北とぴあ」902会議室
参加者数 35名
報告件数 68件
タイムテーブル
14:00 開会の挨拶と進行に関する説明。同時期に京都芸術センターで開催中の「京トマソンマラソン展」の概要と、同展覧会でキュレーターを務める龍谷大学教授カルドネル・シルヴァン氏からひとこと。
14:07 室内の照明を落とし、報告書をスクリーンに投写して報告会開始。
15:17 休憩
15:32 報告会再開
16:30 鈴木会長による報告会終了の挨拶。次回は11月30日、板橋区グリーンホールで開催との告知。受付にて報告書が販売される旨の案内があった。解散。


所感
超芸術トマソン公開報告会は盛況のうちに終了しました。今回報告された物件の所在地は、東京、神奈川、長野、新潟、愛知、京都、釜山、南フランス地方、ブリュッセル、ロンドンなど。正統派のトマソンから、わけのわからない謎物件まで実に多種多様で、そうしたバリエーションの豊富さもまたトマソンらしいと感じました。以下、報告会で印象的だった物件をいくつか紹介します。
新潟市・道路沿いの壁に続くレール状の物件
道路沿いの壁に固定された、約15メートルのレール状の物件。一見して壁の補強用に打ち付けられた部材のようにも思われましたが、壁からレールが大きく浮いている部分があること、さらにレールに取り付けられたボルト状の部品が可動式らしいことなどがわかるにつれて謎がどんどん深まっていき、これはもうトマソンではないかと思われました。

足立区・荒川堤防の階段跡とボール跡
堤防上の道路にアクセスするための階段が撤去され、階段の土台と階上の踊り場が残された物件。斜めに延びた階段の痕跡が美しい。しかし報告会では、壁に刻み込まれた無数のボール跡にも多くの注目が集まりました。ボール跡は壁当てキャッチボールの結果と言えばそれまでですが、このような無意識の行為による無意識の表現が、トマソン化した階段跡と相まって異様な迫力を生んでいるように感じました。

府中市・歩道に並ぶ2列のラバーポール
路上のラバーポールは進入禁止などの注意を促すために設置されるものですが、ここでは何に対する注意を促しているのかが不明です。そして一本の街路樹の根元に祀られた小さな祠を守るように2列で設置された赤い柱は、伏見稲荷の鳥居を思い起こさせます。設置目的は何なのか?意見が交わされましたが結論は出ませんでした。皆が魅かれてしまうのも無理はありません。

なお、公開報告会に提出された報告書は、後日行われるトマソン認定会で検討・協議され、認定印を押印したのち超芸術探査本部トマソン観測センターにて保管されます。
報告者:森伸之

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